西ノ平経塚(藤枝市)
西ノ平経塚【藤枝市】
藤枝市岡部町(旧志太郡岡部町)殿の西ノ平経塚は、中世に土中へ経典などを埋納した場所です。
昭和5年(1930年)、前年に土採りした直径約4mの土盛りから和鏡15面、土器24点、鉄製品(太刀、刀子、鉄鏃)が出土。
和鏡の多くが室町時代後半のもので、出土した土器のうち白磁小皿は15世紀中頃から後半にかけてのものです。
鎌倉時代末期(諸説あり)に今川氏の重臣・駿河朝比奈氏が築いた山城とされている、朝比奈城跡ハイキングコースの途中に所在。
朝比奈氏は殿地区に居館があり、戦国時代には今川氏・武田氏・徳川氏配下の武将として活躍しました。
西ノ平経塚は、朝比奈氏ゆかりの遺跡の可能性があります。