五州岳古墳(藤枝市)
五州岳古墳(ごしゅうだけこふん)【藤枝市】
藤枝市志太の五州岳古墳は、古墳時代中期(5世紀前半)に築かれた円墳です。
瀬戸川右岸の五州岳と呼ばれる丘陵の頂部(海抜110m)に単独で築かれており、直径27m、墳頂部径18m、墳丘高さ2.7mの規模。
昭和45年(1970年)2月、テレビ中継基地のアンテナ建設工事で発見されました。
墳丘の中央付近に木棺直葬の主体部があり、大刀、刀子、鉄鏃(二段逆刺鉄鏃(にだんかえしてつぞく)11点、短頸片刃鏃8点)が出土。
昭和54年(1979年)の発掘調査で、墳丘北側の周溝(幅2.5m、深さ0.75m)から土師器と底部に穿孔された壺形埴輪が見つかっています。