蓮華寺池(藤枝市)
蓮華寺池【藤枝市】
蓮華寺池は、藤枝市の中央部に位置し、江戸時代初期に若王子(にゃくおうじ)村、五十海(いかるみ)村、市部(いちべ)村のかんがい用のため池として造成された施設です。
池の前身は、南は洞雲寺山、北は蓮華寺の山あいにあった沼地で、その沼地に堤防と水門を築くことで、ため池として整備されています。
名前の由来は、池に多く蓮が植生していることと、近くにあった蓮池山蓮華寺というお寺の名にちなんで蓮華寺池と呼ばれるようになったと伝えられています。
ため池は、明治初期の食料増産に伴い干拓地の対象となった経緯があり、干拓を阻止するために多大な労力が費やされました。
そのことに関する石碑が池の奥の小高い丘に建立されています。
また、ため池は何回かの改修を経て今日に至っており、周辺は蓮華寺池公園として整備されています。
「花と水と鳥」が公園のテーマで、池を含む約29haの広大な敷地に、さまざまな施設が整備されています。
(静岡県HPより 抜粋)