摩利支天塚(富士宮市)
摩利支天塚(まりしてんづか)【富士宮市】
この塚は、沼久保小松原の佐野幸左衛門という人が「南無摩利支天」と唱えて巨石を運んで積んだことから『摩利支天塚』と称されているという内容が、正面石碑に記されています。
塚の石は、佐野幸左衛門が一人で集めたといわれており、大石も『南無摩利支天』と唱えると動いたということです。
地元ではこの塚を『石塚』と呼び、馬頭観音とともに大切に祀っています。
石碑の傍らには、馬の蹄鉄が奉納されています。
摩利支天は陽炎(かげろう)を神格化したもので、日本では中世以降に護身・蓄財などの神として信仰を集め、特に武士の間に摩利支天信仰がありました。
また、禅宗や日蓮宗でも護法善神として重視されています。
(OUTER NETWORK HPより抜粋)