杉田用水水源地(富士宮市)
杉田用水水源地【静岡県富士宮市杉田】
雨水に頼る生活をしている檀家の人々のために、恩知養宗和尚(安養寺住職)は、安養寺から500メートルほど離れた不動堂の近くの湧き水から水を引く、用水路開削計画を立てた。
1861年に工事開始、最初は寺山の木を売って人夫を雇い工事を進めたが、その財源もなくなり、和尚一人で掘り進めた。
地元の人々からは、乞食坊主・気違い坊主と罵られ、それでも苦労の末、ついに隧道を完成させたのです。
杉田用水は水量が少なく、灌漑用水には不向きでしたが、杉田から久沢新田にかけての百戸余りの生活用水として、戦後まで利用されていました。
(OUTER NETWORK HPより抜粋)