五ヶ山B2号墳(ごかやまびーにごうふん)(袋井市)
五ヶ山B2号墳(ごかやまびーにごうふん)【袋井市】
袋井市(旧磐田郡浅羽町)浅名の五ヶ山B2号墳は、古墳時代中期(5世紀前半)に築かれた県内最大の方墳(平面が四角形の古墳)です。
丘陵頂部の墳丘は、長辺約34m、短辺約29m、高さ約5.5mの規模で、地山削りだしの二段築成(二段築造)。
葺石が敷かれ、テラス部分には埴輪(円筒埴輪、甲冑形の形象埴輪)が並んでいました。
発掘調査では、県内で初めて甲冑(三角板革綴衝角付冑(さんかくいたかわとじしょうかくつきかぶと カブト)、板しころ(カブトから紐で垂らした首周りの防具)、頸甲(あかべよろい 首周りの胸用防具)、肩甲(かたよろい 肩の防具)、三角板革綴短甲(さんかくいたかわとじたんこう 胴部のよろい))が一式そろって出土。
主体部出土品125点が、県指定文化財になっています。