滝峰才四郎谷遺跡(浜松市)
滝峰才四郎谷遺跡【浜松市北区細江町・県指定史跡】
静岡県浜松市は、弥生時代につくられた銅鐸(どうたく)の出土地点数が、日本一多いことでも知られています。
なかでも浜松市北区細江町(旧引佐郡細江町)は、これまでに9基の銅鐸が見つかりました。
三方原台地北側にある長さ約2.5kmの「滝峯の谷」斜面では、そのうちの6基が発見されたことから「銅鐸の谷」と呼ばれています。
平成2年(1990年)2月26〜28日の調査で、長さ約90cm、幅約50cm、深さ約35cmの穴に、銅鐸の鰭(ひれ)を縦にした状態で等高線と平行に埋められたことが確認されています。
出土した才四郎谷銅鐸は、耳と呼ばれる飾りが付いている近畿式銅鐸(長さ72.7cm)です。
(静岡観光おでかけガイドより 抜粋)