桂山遺跡(浜松市)
桂山遺跡(かつらやまいせき)【浜松市天竜区水窪町奥領家・浜松市指定史跡】昭和55年8月6日
昭和41年に西浦桂山の森口義久家の前のなだらかな段丘地の畑を開田中、地層から2m位の下層の中から多数の土器が発見されました。
出土品はかなり細かく破損したものが多くありましたが、縄文時代中期(里木式、加曽利E式、咲畑式)から後期、晩期のものと思われる土器片がありました。
桂山は海抜650m余りの中腹で前に流れる翁川に沿って中腹の古道をたどれば青崩から信州に通じ南は長尾の宝平遺跡に続く山棲生活(自然採取、狩猟生活)の絶好の場所であったに違いありません。
この遺跡からはその他、平安時代の山茶碗や奈良時代の朱塗りのかけらも出土しています。
このように種山は長い時代にわたって人間の生活に最も暮らしよい条件を備えた地域でもあったと言えます。
(浜松市HPより 抜粋)