首切り松(三島市)
首切り松(小浜山刑場供養碑)
三島宿のはずれ(現、三島市JR三島駅構内)に小浜山刑場があり、首切り松といわれた松の大木がありました。
韮山代官所から検視役人が来て、罪人は宿中を引き回しの上、竹矢来に囲まれた中で首を切られました。
その首は、宿はずれの新町橋のたもとのさらし首場で通行人に見せられました。
小浜刑場跡には、供養碑(龍澤寺)・東嶺禅師(書)がありました。
昭和44年(1969)、ちょうどここに、東海道新幹線三島駅を建設することになり、工事に先立ち、ねんごろなお祓いをして、この供養碑を現在の場所(JR三島駅北口を出て西に約200mの所)に移しました。
現在でも、毎月1日、JR三島駅の職員により、また、毎年7月20日、土地の人たちによって供養がされ、手厚く祀られています
→さらし首場
出典『ふるさとのしおり みしま』P33