千枚原遺跡(三島市)
千枚原遺跡(せんまいばらいせき)【市指定文化財(史跡)昭和46年5月4日指定】
静岡県東部を代表する縄文時代の遺跡として明治時代から知られていましたが、昭和23年(1948)の発掘調査で豊富な遺物とともに全国でも数少ない敷石住居跡(しきいしじゅきょあと)を発見し、一躍注目されました。
昭和38年(1963)三島市ではこの台地を住宅団地として開発することになり、工事に先がけて発掘調査を行い、縄文時代の敷石住居跡6軒・住居跡7軒・炉跡・弥生時代の溝などを発見、また縄文時代中期の大甕(おおがめ)を中心に各期の遺物が多数出土しました。
この千枚原遺跡は後の弥生時代(やよいじだい)との複合的大規模遺跡で、三島市発祥(はっしょう)の地と言っても言い過ぎではない貴重な遺跡です。
現在その一部が公園になっています。