伊豆国分寺・国分尼寺(三島市)
伊豆国分寺跡(いずこくぶんじあと)【国指定史跡】
国分寺は奈良時代に聖武天皇の勅願(注)によって、国ごとに設置された国立の寺院です。
国分寺には僧寺と尼寺の2つがあります。
僧寺の正式名称は「金光明四天王護国之寺」、尼寺は「法華滅罪之寺」といいます。
三島市に国分寺が建立された時期ははっきりしませんが、聖武天皇の勅命が出た天平13年(741)から宝亀元年(770)くらいの間で、当初の国分寺の位置は発掘調査の結果、泉町の現在の伊豆国分寺から本覚寺の辺りであることが確認されました。
現在の伊豆国分寺の本堂裏には8個の塔の礎石が残っていて、国の史跡に指定されています。
(注)勅命による祈願
出典『三島市誌 上巻』P325、『ふるさと三島』P11、189