高尾山古墳(沼津市)
高尾山古墳(たかおさんこふん)【沼津市東熊堂・辻畑古墳から改称】
静岡県沼津市東熊堂の高尾山古墳(辻畑古墳から改称)は、古墳時代前期に築かれた前方後方墳です。
周溝からは、古墳時代前期初頭(西暦230年頃)の東海西部(愛知県?)の土器(高杯、器台)が出土。
主体部(埋葬部)の棺上で出土した土器は、古墳時代前期(西暦250年頃)のもの。
古墳時代前期初頭に造られた、東日本最古級の前方後方墳である可能性があります。
この地域の首長が埋葬された墓だと考えられる、沼津市内最大(墳丘長約62m)の古墳です。
主体部からは、木棺の一部である板状の木片、副葬品の青銅鏡「上方作系浮彫式獣帯鏡」(じょうほうさくけいふちょうじゅうたいきょう)1面、槍(やり)2点、鉄鏃(てつぞく)33点、ヤリガンナ1点、勾玉1点が見つかりました。
(静岡県の遺跡・古墳・城跡ガイドHP より抜粋)