宝池寺一里塚(清水町)
宝池寺一里塚【駿東郡清水町】
慶長9年(1604)江戸幕府は、主要な街道沿いに江戸日本橋を起点として1里ごとの道程標識として一里塚を作りました。
五間四方の土地に半球状に十尺の土盛をし、頂上に榎などの木を植えたものが標準形とされています。
町内には2つあり、東海道を挟み伏見玉井寺と宝池寺の前に一対をなしています。
宝池寺側のものは昭和60年に作った冬至と同じ寸法で復元されたものですが、玉井寺側の一里塚は樹木におおわれているもので、作られた当初のものといわれています。
これらは、江戸から29里目にあたり、また、宝池寺境内には立場と呼ばれた茶屋があり道ゆく旅人に湯茶のサービスをしていたといわれています。
この一里塚は長沢に残る東海道松並木とともに昔の東海道を偲ぶことができる史跡です。
(清水町観光協会HPより 抜粋)