牧ヶ谷古墳群(静岡市葵区)
牧ヶ谷古墳群(まきがやこふんぐん)【静岡市葵区】
静岡市葵区牧ヶ谷の牧ヶ谷古墳群は、臨済宗妙心寺派 牧ヶ谷山 耕雲寺周辺の丘陵上に築かれた古墳5基で構成されています。
古墳時代後期から終末期(6世紀末から7世紀中頃)の、主体部(埋葬施設)に横穴式石室を有する古墳です。
墳丘は、開墾などで失われ未確認。
1〜4号墳の石室内には、地元産の石灰岩の板状礫で作られた、組合式箱形石棺(くみあわせしきはこがたせっかん)が納められていました。
土器(須恵器、土師器)、金銅装大刀、鍔、鉄鏃、刀子、馬具、金銅製耳環などの副葬品が出土。
耕雲寺裏古墳群(こううんじうらこふんぐん)とも呼ばれます。