賤機山城(静岡市葵区)
賤機山城(しずはたやまじょう)【静岡市葵区】
静岡市葵区の賤機山城(しずはたやまじょう)は、珍しい穴倉式本曲輪が特長の山城です。
南北朝時代(14世紀)に北朝方の今川氏が、安倍城を拠点とする南朝方の狩野氏に備えて築城したと考えられています。
戦国時代の永禄11年(1568年)12月、甲斐(山梨県)の戦国大名 武田信玄が今川氏の領土である駿河(静岡県中部)に侵攻。
同年12月13日、武田信玄が今川氏の賤機山城を攻略。
天正10年(1582年)3月に徳川家康が駿府に入り、武田氏の賤機山城を攻め落としました。
その後、戦略的価値が無くなった賤機山城は廃城になりました。
(静岡県の遺跡・古墳・城跡ガイド より抜粋)