有東木わさび田(静岡市葵区)
有東木わさび田【静岡市葵区】
静岡市街地から北に約30kmに位置する三方を山に囲まれた有東木の集落に点在するわさび田を指します。
このわさび田の特徴は、急峻な地形に合わせ階段状に整然と積まれた石積みと有東木地区の清らかな湧水を巧みに導水する工夫です。
有東木地区の山葵栽培は、約400年前に有東木沢の源流に自生していた山葵を、集落内の井戸頭と呼ばれる遊水地に植えたことが始まりだとされています。
慶長12年(1607年)には、駿府城に入城した徳川家康公に山葵を献上し、その味を賞賛されたとも伝えられています。
有東木地区は山葵栽培の発祥の地であり、ここから全国各地に山葵の栽培が広がっていったと伝えられています。
現地にはその歴史を刻む石碑が建立されています。
(静岡県HPより 抜粋)
