宝台院(静岡市葵区)
宝台院(ほうだいいん)【静岡市葵区】
静岡市葵区の常磐町にある宝台院は、金米山宝台院と号し、浄土宗に属する寺院です。
宝台院は、永正4年(1507)、観誉祐崇(かんよゆうそう)上人によって市内の柚木に創建され、龍泉寺と称したのが始まりです。
のちに紺屋町に移りました。
天正17年(1589)、二代将軍秀忠の母・西郷局(さいごうのつぼね)が没すると当寺に葬られました。
寛永5年(1628)、秀忠は母の菩提を弔うため寺を現在の場所(常磐町)に移し、その時に寺号も龍泉寺から宝台院と改称しました。
以来、宝台院と呼ばれるようになりました。
寺には徳川家康の持仏であったという木造阿弥陀如来立像(国・重要文化財)、家康公の自画像(市・重要文化財)などがあり、境内には西郷局之墓(市・重要文化財)やキリシタン灯篭が残っています。
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