徳願寺山古墳群(静岡市駿河区)
徳願寺山古墳群(とくがんじやまこふんぐん)【静岡市駿河区】
静岡市駿河区向敷地の徳願寺山古墳群は、曹洞宗 大窪山 徳願寺南側の丘陵上に分布する、前方後円墳1基(1号墳)と円墳4基(2〜5号墳)で構成されています。
標高90〜97mの1号墳は、古墳時代後期前半(6世紀前半)に築かれた帆立貝式前方後円墳。
規模は墳長約36m、前方部幅約17m、前方部高さ約2.5m、後円部径は形状の認識で異なり、後円部高さ約3.5m。
2段築成の墳丘には葺石があり、円筒埴輪・形象埴輪(人物(武人)・鶏・馬・家)が出土。
「静岡市向敷地古墳の発掘」(「考古学雑誌」1939年12月29日)には、馬具が出土した記載があります。