丸子宿(静岡市駿河区)
丸子宿【静岡市駿河区】
東海道五十三次の20番目の宿場町。
この道筋は江戸時代の東海道です。
ここ丸子(まりこ)は文治5(1189)年、源頼朝が、奥州平定の功績により、手越平太家継(てごしへいたいえつぐ)という駿河の武士に丸子一帯を与えて駅家(えきけ)を設けたのが起源と言われています。
今の元宿といわれる辺りです。
戦国時代には今川家に仕えた連歌師宗長(そうちょう)も「丸子という里、家5、60軒、京鎌倉の旅宿なるべし」と気しています。
江戸時代になり、徳川家康によって東海道の整備が行われると、丸子宿は品川宿から数えて20番目の宿場町に定められました。
比較的小さな宿場町であったので、周囲の村々からも人足や馬を供給していました。
これを助郷制度(すけごうせいど)といいます。
(手越〜丸子 より 抜粋)