東海道宇津ノ谷峠越(静岡市駿河区)
東海道宇津ノ谷峠越(とうかいどううつのやとうげごえ)【静岡市駿河区・国指定史跡】
宇津ノ谷峠(うつのやとうげ)は、静岡県静岡市駿河区宇津ノ谷と藤枝市岡部町岡部坂下の境にある峠。
国道1号・旧東海道が通る。
標高170メートル。
中世から交通の要衝として和歌にも詠われ、現在でも国道1号のトンネルが通過している。
また、平安時代の道(蔦の細道)から国道1号現道のトンネルまで、全て通行可能な状態で保存されており、道の変遷を知ることができる。
近世東海道の交通を知る貴重なものとして2010年に国の史跡に指定された。
徳願寺山古墳群(静岡市駿河区)
徳願寺山古墳群(とくがんじやまこふんぐん)【静岡市駿河区】
静岡市駿河区向敷地の徳願寺山古墳群は、曹洞宗 大窪山 徳願寺南側の丘陵上に分布する、前方後円墳1基(1号墳)と円墳4基(2〜5号墳)で構成されています。
標高90〜97mの1号墳は、古墳時代後期前半(6世紀前半)に築かれた帆立貝式前方後円墳。
規模は墳長約36m、前方部幅約17m、前方部高さ約2.5m、後円部径は形状の認識で異なり、後円部高さ約3.5m。
2段築成の墳丘には葺石があり、円筒埴輪・形象埴輪(人物(武人)・鶏・馬・家)が出土。
「静岡市向敷地古墳の発掘」(「考古学雑誌」1939年12月29日)には、馬具が出土した記載があります。
手児の呼坂(静岡市駿河区)
手児の呼坂(てこのよびさか)【静岡市駿河区丸子】
静岡市駿河区丸子・向敷地の史跡 手児の呼坂(てこのよびさか)は、丸子から宗小路を通って手越へ抜ける峠道で、都から東国へ通じる最古の東海道「東路」(あずまじ)の一部です。
東路は焼津市から日本坂峠(標高302m)を越え、手児の呼坂を通って、安倍川の渡し舟で中州にある古枯らしの森(舟山)に向かいます。
平安時代になると険しい日本坂峠を避けて、蔦の細道(藤枝市岡部町、静岡市)で峠越えするようになりました。
手児の呼坂は、万葉集にも登場する「万葉の道」でもあります。
佐渡古墳(静岡市駿河区)
佐渡古墳(さわたりこふん)【静岡市駿河区】
静岡市駿河区丸子のは、佐渡山山頂にある直径約20〜30m?の円墳です。
発掘調査は行われていないようで、詳細不明。
立地などから、古墳時代中期(5世紀)頃に築かれた、主体部(埋葬部)が木棺直葬の有力者の墓と考えられます。
白山神社古墳(静岡市駿河区)
白山神社古墳【静岡市駿河区】
静岡市駿河区大谷の白山神社古墳(山神古墳)は、国指定史跡 片山廃寺跡(奈良時代の寺院跡)の南東に鎮座する白山神社境内に単独で所在。
資料によれば、古墳時代後期(6世紀)以降に築かれた横穴式石室を有する古墳が一部残存するようです。
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