方ノ上城跡(焼津市)
方ノ上城跡(かたのかみじょうあと)【焼津市】
焼津市関方の高草山中腹にある方ノ上城跡には、平安時代(11世紀代前半)の方ノ上経塚(かたのかみきょうづか)があります。
標高約230mの尾根を開墾していた人が、平安時代に経典を容器に入れて地中に埋納した経塚を発見。
円筒形の陶製外容器(経筒)と、蓋に使用していた灰釉陶器の無高台皿が出土しました。
これらは、11世紀代前半の東遠江〜西駿河の灰釉陶器窯(金谷古窯跡群(島田市横岡)、旗指古窯跡群(島田市旗指)、助宗古窯跡群(藤枝市助宗)で焼かれた製品だと考えられます。