1万円からの投資術④国債
国債のデメリット
- ①元本保証はない
「個人向け国債は元本保証される」というのは、間違いです。
発行元である日本が破たんの危機を迎えた場合、元本や利子が支払われない可能性があることは忘れてはいけません。
とはいえ、日本の格付けや世界における立ち位置などを考えると、一定の安全性は確保できるといえます。
- ②中途解約時は利息が減少
発行から1年経過すれば、いつでも中途換金が可能です。
ただし、「直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685」が差し引かれることに注意が必要です。
個人向け国債は半年ごとに利子が支払われるため、中途換金時には元本からこの金額が引かれて戻ってくることになります。
- ③過度の利益期待は禁物
変動金利型の個人向け国債でも、株式のように大幅な利益を得られるチャンスは極めて少ないと考えておくべきです。
定期預金に比べると金利水準は高いものの、価格が日々変動する株式商品に比べると利幅は少なくなっています。
安全性を確保しながら程良く運用したいという人に向いています。