サラリーマン不動産投資と管理会社②
■気を付けたい不動産会社選び
不動産投資をする際、なぜ不動産会社選びが必要なのでしょうか?
収益物件の取引実績が少ない不動産会社は、購入の判断に重要な材料を、十分に調査できない可能性があります。たとえば、「建物に問題はないか?」「どんなリスクが想定されるか?」「融資にどのような影響があるのか?」などです。
一棟物件の場合は特に、居住用の区分所有物件に比べ、調査・評価するべき点が多く、知識も必要とされます。建築基準法や消防法などの法令の知識は不可欠です。火災報知機や消火器などの防災設備が消防法に定められた仕様になっているか、エレベータ・貯水槽などの法定点検やメンテナンスが適切に行われているかを確認することは欠かせません。
■ローンの審査が通らないケースも!?
実は、中小規模の一棟マンションの中には、法令遵守されていないものが珍しくありません。
違法建築や建築確認の検査済証を取得していない建物や、入居者やテナントが公序良俗に反する場合など、それを知らないままで契約段階まで進み、最終的に融資承認が下りずに取引が流れてしまっては機会損失です。
したがって、不動産会社を選ぶ際には、収益物件の取扱実績が豊富かどうかをチェックすることが重要です。
さらには営業担当者によっても、同じ物件でも収支が大きく変わる可能性も高いのです。
どの不動産会社をパートナーに選ぶかが重要です。