個人年金保険のススメ
「生活保障に関する調査(平成25年度)」によると、夫婦2人が老後生活に必要とな最低日常生活費は平均22万円/月。
さらに趣味や旅行、レジャーなどを楽しみたいなら平均35.4万円/月必要とされています。無収入が続く10年間を貯蓄の取り崩しながら生活するとなると、リタイア時には最低でも2640万円の貯蓄がなくてはなりません。
公的年金がもらえる70歳になったとしても、安心はできません。個人差はあるものの公的年金だけで「ゆとりある老後生活費」をまかなえる人は少ないのが現状です。貯蓄の取り崩しは避けられそうにはありません。若い時からしっかり自分年金の準備をしたいものです。
■個人年金保険のススメ
公的年金(老齢年金)の支給開始年齢は2014年現在、原則65歳からとなっています。しかし政府はこの年齢選択を75歳までへの引上げ検討や、一律に支給開始年齢の引上げなどの検討をしています。
個人年金保険は老後の生活資金準備を目的とした生命保険です。
老後資金用の金融商品ですが低金利のこのご時勢では、払込保険料総額より年金として受け取る総額が劇的に増えるということはありません。
だからといって投資信託などの金融商品に安易に手を出してはいけません。投資にはリスクが付きもの、確定した年金を入手できる個人年金保険が活きてくるのです。
将来多くの年金を受け取りたいのであれば、その分、払込保険料も多くなります。同じ年金額を同じ時期から受け取るのであれば、払い込む期間が長いほうが、毎回の払い込み金額が少なくて済みます。60歳からの安心して生活するためにも長期で払込みする事により、現役時代の保険料負担が少なくなります。