個人年金保険の設計
個人年金保険を設計する
個人年金保険の魅力は、受け取り開始年齢、期間、年金額を個々にあった内容にカスタマイズできるところにもあります。無収入期間が心配なのであれば、この期間に年金受け取り期間となるように保険を設計するとよいですね。
また、せっかく契約するならよりおトクに契約したいですね。そこで覚えておきたいのが「生命保険料控除」です。生命保険に加入した場合には、生命保険料控除という税制上の特典を使うことができます。個人年金保険の場合、「一般生命保険料控除」と別枠で「個人年金保険料控除」を受けることができます。
それぞれの控除の最大控除額は所得税4万円、住民税2万8000円(住民税は合計7万円まで)。ただし「税制適格特約」を付加していないと一般の生命保険料とみなされてしまい別枠控除ができないので注意しましょう。
これにはいくつか条件がありますが、「確定年金なら、60歳以降に受け取り開始で、年金の受取期間が10年以上あること」とされているので、60歳から70歳までの10年間受け取れるように個人年金保険を設計すれば、無収入期間に備えることができ、税制特約も受けられ一挙両得となります。