中小企業の資金繰り②
中小企業の資金繰り
中小企業・小規模事業者を支援するための公的な融資制度が設けられています。
(2)経営環境変化対応資金(セーフティネット貸付)
業況が悪化し資金繰りに困難を来している場合などに、低利の融資が受けられる制度です。社会的、経済的環境変化等により、一時的に業況等が悪化している事業者を対象としています。例えば、最近の決算期における売上高が前期または前々期に比べて5%以上減少している事業者などです。
【制度内容】
・資金用途:緊急を要する設備資金及び経営基盤強化のための長期運転資金
・融資限度額:7億2,000万円
融資利率:基準利率(長期運転資金に限り、上限3%)また長期運転資金に限り、一定の要件に該当すれば金利が引き下げられる
・返済期間:運転資金では8年以内、設備資金では15年以内(うち据置期間3年以内)
・保証人・担保:担保設定の有無、種類等は相談の上決定
(取扱:日本政策金融公庫)
この他、「中小企業会計活用強化資金」融資や「中小企業経営力強化資金」融資、「借換保証制度」など中小企業・小規模事業者を支援する制度があります。