株式と債券でバランスよく分散投資
証券会社で取り扱っている金融商品の中には株式と債券があります。
株式は企業に投資、債券は国や企業への借用証書です。
2つは全く異なる価格の変動を見せるために分散投資させたいときによく用いられています。
株式は相場が下落局面なのに保有したままだと含み損が生じてしまいます。
将来的に株価が戻れば含み損が解消され利益を得ることも期待できますが、戻る保証はどこにも無いです。
しかし債権では価格が下がってしまっても、期限まで保有していれば基本的に利息が付いて戻ってきます。
株式よりリスクを抑えた投資ができるのも債権の魅力です。
その代わりに債権を発行した国や企業などの財務が悪化し元本や利息の支払いができなくなるリスクがあります。
そのようなリスクをなるべく回避するにはAAAと言った格付けを見ることで債券の信用度を判断します。
AAA格付けだからと言って必ずデフォルトリスクが無いとも言い切れないのであくまでも参考として判断された方が良いです。
その他にも外貨建て債券の場合は為替変動リスクがあります。
期限まで保有して元本と利息を受け取るときに円高になっていると為替差損が生じることがあります。
逆に円安になっていると為替差益を得ることが可能です。
債券の価格は景気の他にも金利によっても大きく影響されます。
基本的に金利が上がると債権の価格が下がり、金利が下がると債権の価格が上がります。
しかし前述したように期限まで保有していてデフォルトも起こさなければ利息が付いて戻ってきます。
債券では株式のような大きな株価の値上がりと言ったことは期待できないです。
株式と債券で分散投資するときは、値上がり益を重視するなら株式の配分を増やす、リスクを抑えることを重視するなら債権の配分を増やすなどでバランスを調整すると良いです。