土地購入で注意する点【2】
土地購入で最初に最低限注意しないといけない点は、いくつかあります。
これから将来に向けて購入を検討しようと思っている方も今現在、検討中の方にもご参考になると思うポイントをこれから連載で掲載していきます。
【土地購入はエリアの決定する】
土地探しをするうえでまず考えなければならないのは「エリアの決定」です。
生活の利便性を優先し都心にするのか、または子供たちの為に環境や住みやすさをポイントにおき郊外にするのか、何に重点を置くかでエリアが決まってくると思います。
直に土地を見に行き、重要な点に問題がないか確認しておくことが大切です。
【家が建てられる土地かどうかを調べる】
すべての土地に家が建てられる訳ではないです。
土地購入後に 「しまったッ!」 とならないためにも購入する土地について事前調査が必要になります。
おもなポイントは次の3つです。
1.用途地域
都市計画法では、「都市計画区域」と「都市計画区域外」とがあります。
また都市計画区域の中には「市街化区域」と「市街化調整区域」があり、住宅を建てることができるのは基本的に「市街化区域」となります。
しかし、市街化区域であっても家が建てられない「工業専用地域」なとがあります。
2.土地と道路の関係
マイホームは、建築基準法という法律を守り建てることができます。
この建築基準法では、土地と道路との関係も規制しており、住宅用の土地には、幅員が4m以上の道路に間口2m以上接していなければならないという「接道義務」が存在しているのです。
では、道路幅員が4m未満の土地だったらどうでしょうか。
この時には道路の中心線から2m後退したところを道路境界線とみなす「セットバック」という規制が発生します。
この時注意すべき点は、セットバック分だけ土地が削られることとなり、セットバックした土地には建物は当然のこと塀などの工作物も設置できないです。
3.接する道路の種類
道路には「公道」と「私道」とがあり、公道は国道、県道、市町村道といった行政が所有する道路です。
私道は一般の人が所有する敷地を通行用に利用している道路となります。
【土地代以外の隠れた費用を調べよう】
土地を購入する際、土地代にのみ 目が行きがちですが、土地購入では不動産会社で表示されている金額以外に多額の費用が発生するケースが往々にしてあります。
それは隠れた土地の特性により想定外の費用が発生してしまい 資金計画(ライフプラン) が狂ってしまうことがあるからです。
とくに次のような土地には注意するといいです。
1.宅地でない
例えば地目が農地であれば、農地転用申請が必要となります。
2.隣地や道路との高低差がある 隣地
道路との高低差があると1mを超える高低差の場合、擁壁(土留め)工事の費用が割高になる可能性が高くなります。
3.インフラ整備されていない
インフラとは道路や上下水道、電気、通信等の各設備のことをいいます。
むだな費用の原因となります。
4.地盤が悪い
軟弱地盤ですと、地盤補強工事が発生します。
地盤の強度如何になりますが、木造等重量の軽い建物なら費用は安く抑えられるかもしれないです。
以下のような点に関して不動産どうこうねまえに最低限注意して土地購入を検討するといいです。