土地売却する時の注意点【4】
土地の売買でよくあるトラブルの中に、売買をする土地が農地だったりするようなことがあります。
農地となりますと、通常の土地売買と違った手続きの問題があります。
農地は、他人に売却したいときには農業委員会というところに許可を得ないと土地を売却できないことになっています。
どうしてこんな制度があるのでしょうか?
農地を勝手に別のものに変えたりすると、国内の食糧生産量が減ってしまったりするため 農地を売却する際には農業委員会の許可が必要となっているのです。
しかも、この農業委員会というのは、委員会の開催期間が結構時間がかかるものであります。
2,3か月くらいは申請から許可までに時間が掛かるものと考えたほうがいいでしょう。
また、仮に許可が出たとしても、今度は農地を転用する際にも、また農業委員会からも許可がいるので手続きにかなり手間がかかります。 (さらに、これらの許可が下りないと、売却の障害になるでしょう。)
ですから、時間が掛かったり、場合によっては農地は売れないなんてこともあったりしますので、農地の売買はちょっと相手の条件などを注意してから しっかりとした準備をして売買することを心がけたたほうがいいでしょう。