土地売却する時の注意点【6】
不動産を売ろうとするときに、できる限りいい条件で売りたいものです。
そんな時、売却価格が今までの中でとてもいい条件の人が現れた時は、この方に売ってしまいたいと誰しもお思いになるでしょう。
しかし、その前にすでに契約をしてしまった人がいた場合、 下手なことをすると横領罪もしくは背任罪に問われてしまう場合があります。
契約を結んだとなれば、その契約内容を実現しないといけないというのが民法上の原則で決まっているのです。
一度契約を結んだとあれば、義務の内容を果たさないといけないのですが、それをせずに勝手に別の人と契約を結んで土地を引き渡したとすると 、契約内容は完了とはいかないのです。
そうなった時に、刑事罰の対象になることがあるので、とても注意が必要なのです。
ですが一度結んだ契約は解除することが可能な場合があります。
もし、いい条件を提示した人が後から出てきたときには、横領罪などにあたる前に契約を既にしてしまった方には申し訳ないということでしっかりと契約解除をすればいいのです。
そして、改めていい条件を出してきてくれた方と契約を結びなおすことをお勧めします。
契約というものは恐ろしいものです。迂闊に契約を結んでしまって後でひどい目になんてことにならないよう、しっかりと勉強しておきましょう。