不動産情報の見方で気をつけたい点【3】
中古マンション購入の際にチェックしておくべきもの一つとして『修繕積立金』があります。
修繕積立金はマンションの修繕に備えて貯めておく費用ですが、マンションによっては意外に積み立て金額が安いところがあります。
ですが、そのようなマンションでは積立金不足に陥っており、大規模修繕などで入居者に求めらる費用が多大になるケースがあります。
さらに大規模修繕がいつ行われているかを確認する必要があります。
大規模修繕が行われていないマンションでは入居後2~3年で大規模修繕が行われ、そのための費用を求められるケースもあります。
マンションの購入という大きな買い物をしてすぐに大規模修繕では家計に大きな負担です。
一方でこの問題では管理組合の存在も重要です。
修繕積立金が安いマンションであっても、管理組合がしっかりしているところでは大規模修繕でも業者としっかり交渉し、費用を安く抑えて修繕を行っているところもあります。
こまめに修繕を行っているところでは大規模修繕の回数自体が一般的なマンションより少なくなるというようなことすらあります。
中古マンションの購入の際には本体の価格だけではなく、修繕積立金の額や積立られている積立金の総額、大規模修繕を含む長期修繕計画、管理組合などのにも目を向ける必要があります。