不動産情報の見方で気をつけたい点【4】
不動産を担保にすると、カードローンなどとは比較にならないほど大きなお金を借りることが出来るのが、不動産担保ローンの最大の特徴です。
不動産を担保にお金の借り入れを受けている方は、たいていまとまった額の借金をされていることになります。
金額が大きくとも、他の借金同様、期日までに返済が出来ていれば何も問題はありません。
ですが予定していた返済ができず、債務不履行に陥ってしまうと、容易なことでは資金の手当てが叶わず、やむなく土地を手放さなくてはならない状態が起きてしまいます。
お金を借りる際、土地を担保に差し入れている場合、そこで土地に抵当権が設定されるわけですから、土地を手放したくても売却は出来ないのではないかとお思いになるかもしれません。
ところが、抵当権が付いたままでも土地は売却出来るのです。
ただ、抵当権の付いた土地は、誰が所有していようと、ローンの返済が滞れば競売にかけられてしまいます。
したがって、抵当権の付いた土地を買う人はあまりいません。
抵当権付物件の場合、実際の取引では、債務者は売却代金を受け取ると同時に金融機関にローン残高を引き落としてもらい、抵当権を抹消しています。
抵当権抹消の条件はローンの完済しかないからです。