習慣にするのが楽しみな貯蓄術【4】
「コインランドリー貯金」
結婚当初に揃えた冷蔵庫やテレビや電子レンジといった家電類が、ある年数が経ち、突然順々に壊れたり調子悪くなったりしてほぼ同時期の買い替えに直面したことはありませんか?
日常生活で欠かせない家電類は買い替えの為の貯金も別枠でしておかないと、いざ故障して買い替えの時には10数万円単位の出費になることがあります。
買い替えをして思わぬ出費を経験したあるスーパー主婦、次の買い替えに備えて貯蓄を始めました。
その方法とは、購入した洗濯機を「家庭内コインランドリー」と銘打ち、洗濯機のそばに貯金箱を置いて、洗濯をする度に「コインランドリー代」のつもりで「100円」を貯金箱に投入する貯金です。
洗濯の量に関係なく、1回まわしたら100円。
財布の中の現金に余裕があったり、小銭が多くて整理したいときには、まとめて1000円や500円を入れて、貯金箱にまとめて入れた金額に見合う回数分の輪ゴムを付けて、回数管理されていました。
日常生活費が苦しくて現金が入れられないときは、クオカードや図書カードやギフトカードを代わりに入れたりして、とにかく1回につき100円を守ることを徹底されました。
洗濯は大体のご家庭では、1日1回、または2日に1回は行っていますから、毎日の貯金習慣になります。
貯金箱が小銭で一杯になったら、紙幣に両替して、封筒に入れてそれを箱に入れて、貯金箱の下に置くようにされました。
知らず知らずのうちに月単位で2000~3000円は貯金していたことになります。
その分、節約もしていたことになっていると思います。
例えば、財布に100円があったら、何気なく買ってしまう缶ジュースや、小さなお菓子などを、それと意識せず、買わずに済ませていたことがあると思います。
他にも買ったその日に食べる賞味期限が当日のお肉や魚を元の値段の500円の20パーセント引きで買ったりしたら、それで100円節約です。
他の家電が壊れてしまい、とうとう買い替えることになった時、いよいよ貯めておいた「コインランドリー貯金」の出番です。
いつの間にか貯金は約10数万円貯めることができたスーパー主婦。自分で気に入った家電を思い切って買うことができました。
一種の「したつもり貯金」ですが、自宅の洗濯機をコインランドリーに見立てることで、楽しく、コンスタントに貯金できたスーパー主婦の貯蓄術、あなたも始めてみませんか。