介護保険制度における給付金について
介護保険制度は要介護認定を受けることで限度額まで介護サービスを受けることが出来るサービスです。
介護サービスは施設などから受ける人的な介護サービスだけではありません。
住宅改修や生活に必要な介護用品を購入する場合に介護給付金を受けることができる場合があります。
これらの給付について詳しく説明します。
まずは住宅改修の給付です。
自宅で生活している高齢者が安全に生活するために自宅を改修する場合には給付を受けることが出来ます。
支給限度額は20万円です。
利用できる内容は介護保険で決められており、段差の解消や手すりの設置、洋式トイレへの改修、引き戸への交換などの項目があります。
この給付は要介護度に関係なく利用する事が出来るのが特徴です。
基本的には利用できるのは一回ですが、大きく介護度が重くなった場合には再度利用することも出来ます。
介護保険で福祉用具を使用するときは基本的にレンタルになります。
業者に毎月のレンタル料を支払い、必要なくなれば返却するのです。
しかし、入浴に関するものや排泄に関するものなどは衛生的に考えて再利用することが出来ません。
そのため、購入するためのお金を給付してもらうことが出来ます。金額は1年に10万円までです。
ポータブルトイレやシャワーチェアーなどの入浴補助道具が購入可能です。