高齢者の就職・再就職時の給付金があります。
総務省の統計によりますと高齢者人口が年々増加傾向になっています。
平成25年9月の調査で日本の総人口に占める65歳以上の高齢者の割合が約25%と発表されました。
この割合は過去最高で4人に1人が高齢者といえます。
65歳といえば会社勤めをされている方は定年を迎える年齢。
正社員として働きたくても、年齢できられてしまいます。
もちろん、元気でまだまだ働きたい方は、そのまま同じ会社で勤めることができますが正社員ではなく、パートやアルバイトの位置づけになります。
そうなると一番困るのは収入の面ではないでしょうか。
今までと同じような働きをしても同じ給料はもらえなくなります。
そんな働きたい高齢者の方の就職・再就職のサポートが今後の大きな社会課題になっています。
生活するのに重要な給料が大幅にダウンした方対象に「高年齢雇用継続基本給付金」や「高年齢再就職給付金」というものがあり、収入の援助サポートがされています。
「高年齢雇用継続基本給付金」とは、60歳を過ぎたあとも同じ会社で働き続ける60歳以上65歳未満の高齢者が対象です。
支給要件にはいくつかありますが、一つ挙げますと60歳以上の給料が今までと比べて75%未満の場合です。
低下率によって多少違いますが申請すれば給料の約15%を支給してくれます。
「高年齢再就職給付金」は60歳以上65歳未満の高齢者で再就職した方が対象です。支給額は先ほどの「高年齢雇用継続基本給付金」の時とほぼ同じように給料が今までより75%未満の場合、給料の約15%程度を支給してくれます。
ただこちらは支給される期間があり、失業給付金の支給残日数によって違いますが1年や2年程度になります。いずれにしても、まだ働ける元気な高齢者にとって社会とのつながりである就職は、これからも増えていくと思います。いずれも雇用されている事業主、またはハローワークで申請できます。