FX取引(外国為替証拠金取引)で投資をする場合の注意点-レバレッジのかけ方から確定申告まで
FX取引という名前は聞いたことはあるが、詳しくはよくわからないという人も多いでしょう。
FX取引は外国為替証拠金取引という名称の取引で、外国通貨を売買するこによって差益等を得ようという投資手法の一つです。
取引をする場合には、FX業者に依頼して取引口座をまず作ります。
その後、証拠金と呼ばれるお金を預けることでFX取引の準備は完了です。
預けたお金の最大25倍までの金額で外貨を購入するか売却するところから投資がスタートします。
例えば、日本円を売却しアメリカドルを手に入れ、その後、円安が進んだら反対売買をすることによって為替差益を得ることができます。
この時、資金決済は差額での精算になりますので、差益分を受け取るとともに、最初に預けた証拠金が戻ってきます。
この取引の最大の特徴は、少ない資金しかなくても大きな資金を動かして外国為替取引ができるという点です。
最大25倍までレバレッジをかけることができますが、25倍までかける必要はありません。
また、外貨預金や外貨建てMMF等の他の外貨建て取引よりも圧倒的に手数料が安いことも魅力です。
FX取引の注意点は、レバレッジのかけ過ぎです。
25倍のレバレッジをかけたい場合は、自分が投資できる金額の25分の1を証拠金として預け、それに25倍のレバレッジをかけることによりこの取引の利点を活用しつつ身の丈での投資ができます。
もう一つの注意点としては、FX取引での年間通算利益が20万円を超える場合には、会社員であっても所得税の確定申告をする必要があるという点です。
為替差益について所得税15%住民税5%の申告分離課税となります。
どんな投資にも言えることですが、しっかり仕組みとリスクを理解した上で投資をすることが大切です。