不動産投資に魅力な物件の一つ
不動産投資の収益源にはキャピタルゲインとインカムゲインがあります。
インカムゲインは投資した不動産の賃料を主な収入源としたものです。
賃料はあまり景気の変動を受けにくいので、入居者が賃料をお支払いしている間は安定した収入が期待できます。
キャピタルゲインは投資した不動産の売却益のことです。
例えば1000万円で購入した不動産が1200万円で売却出来たら、200万円のキャピタルゲインが得られたことになります。
地価が下落してしまい逆に800万円で売却してしまうと、200万円のキャピタルロスが発生してしまいます。
より多くのキャピタルゲインを得るには出来るだけ安く不動産を購入したいところです。
そこで安く購入できる不動産として競売物件に注目が集まっています。
目当ての競売物件が見つかりましたら裁判所で入札を行います。
入札は1週間ほどの入札期間があります。
一番高い価格を付けた入札者が落札者となります。
ただし入札するには保証金をお支払いすることが必要です。
落札価格を不当に釣り上げられることを防止するために設けられているのですが、売却基準価額10分の2以上の保証金を納めないといけないです。
1000万円の物件なら200万円もの保証金とかなり高額です。
落札後は、1ヶ月以内ほどで、残金の入金を行います。
注意点
競売物件の入札に参加するのは不動産業者ばかりで一般の個人の方は中々難しいものがあります。
入札前には念入りな現地調査、近隣住宅への聞き込みが必要です。
そして、差し押さえられた後でも、占有者がいる場合もあります。
欲しい物件を落札できても、居座りなどの問題があると、立ち退きに時間がかかったり、金銭を要求されたり、強制執行費用がかかる場合もあります。
占有者がいなくても、キレイにして退去する場合は少なく、家財道具の処分などにも10〜50万円かかると思っていた方がいいかもしれません。
不動産に素人の方では慣れるまでに時間がかかると思います。
そういう場合は、不動産競売代行業者に手数料をお支払いしてお任せするのがいいと思います。