年金はマクロ経済スライドが適用され、0.9%抑制!今こそ投資のタイミング!
投資と聞くと、「リスクが高い」とか「怖い」「よくわからない」という声が聞こえてきそうですね。
しかし、現代においては投資商品に手を出さないこと自体がリスクが高くなってきているといえます。
というのも、高齢になってからの生活の糧となるはずの年金が実質的に目減りしてくることになるからです。
皆さんはマクロ経済スライドという言葉を知っていますか?
本来、年金は物価が上昇すれば受給する額が増える仕組みになっています。
しかし、少子高齢化が急激に進む中、物価が上がったからという理由だけで同じ割合で年金を上げてしまえば年金財政が破たんするということで、少子高齢化による財源減分を年金に反映させようというのがこのマクロ経済スライドです。
実際、今年の年金額については、本来の物価上昇による年金増額分よりもマクロ経済スライドによって0.9%少ない年金額の伸びになっています。
こうして考えると、物価が上がっても将来もらえる年金の伸びが抑制されるのですから、預貯金以外に何にも対策しないということは、資産の実質的な価値が下がるということになってくる危険性をはらんでいるのです。
つまり、投資をしないこと自体がリスクということですよね。
また、この年金について言うと、年金資金を運用している独立行政法人の運用方針が平成26年秋に大幅に変わりました。
これまでは国債などの安全な資産を中心に運用していた年金の財源を、国内外の株式比率を大幅に引き上げることにしたのです。
これが意味することは、年金財源の運用という莫大な資金が株式市場に流入してくるということです。
資金が流入するということは株価が上がりやすい環境になるということですから、ある意味、株価の上昇は国策として取り組まれているということもいえます。
つまり今までよりも株価を国が下支えしてくるということですから、リスクは大幅に減るのではないでしょうか?
リスクが高いと言われていた投資に手を出さないことがリスクになりつつあること、株式市場を年金財源という巨大な資金が下支えをしていることを考えると、今、投資に手を出すことは昔ほど恐れることではないのではないでしょうか?