不動産投資の物件探しでの4つのチェックポイント
不動産投資において最も大事なことのひとつは、投資対象となる不動産物件を探すことです。
また、良い物件を探するためには、さまざまな観点からチェックする必要があります。
そこで、物件探しにおける主な4つのチェックポイントを、以下に説明します。
不動産投資では、その不動産物件の借主(入居者やテナント)からの賃料収入が主目的なので、借主の立場になって物件の立地条件をチェックすることが大切です。
主な立地条件としては、最寄り駅までの距離、周辺環境(医療機関、商業施設、等)、治安状況、などがあります。
なお、これらの立地条件に加えて、不動産投資で競合となる周辺のマンション等の状況もチェックしておきましょう。
投資対象の不動産における建物の築年数が古い場合、今後、多額の修繕費用が生じる可能性が高いでしょう。
従って、対象物件に関するそれまでの修繕履歴をチェックしておくことをお奨めします。
また、建物の耐震基準が強化される前(1981年前後およびそれ以前)の建築物については、耐震性が不十分である可能性があるので注意が必要です。
投資対象の物件の土地の状況に関するチェックも大切です。
なぜなら、将来売却する可能性もあるので、土地部分に問題がないことを確認しておく必要があるからです。
チェックすべきポイントは、例えば、道路に土地が2m以上接しているか、土地の前面の道路の幅が4m以上か、隣地との土地の境界は明確になっているか、などです。
対象物件の建物の概観や管理状況のチェックも重要です。
建物の外観については、外壁のひび割れ等の有無、手摺等の錆や腐食の有無、などをチェックしましょう。
また、エントランス・廊下・階段・駐輪場・ゴミ集積場などの共用部分の管理状況(清掃状況、チラシや空き缶などの散乱の有無、など)をチェックすることで、どんな人達が居住しているか、ある程度推測することが出来るでしょう。