不動産担保ローンの概要
不動産担保ローンは、銀行融資と専門事業会社(ノンバンク)融資に大別されます。
先ず、両者の大きな違いは金利となります。
専門事業会社の金利は、その貸付資金を社債発行などによって市場で調達するか、または、金融機関からの借り入れで調達するために、銀行よりやや高くなります。
しかし、担保評価額については、銀行が評価額の60~70%を融資限度額としているのに対して、専門事業会社は評価額の70~80%を融資限度額としているので、融資額は専門事業会社が多くなります。
そして、担保権の設定については、通常両者ともに根抵当権で対応します。
根抵当権とは、担保評価額の110%程度を極度額(限度額)として貸付債権を担保するもので、生活資金など使途が自由な貸付に利用されます。
根抵当権を設定した不動産担保ローンは、クレジットカードのリボルビングとほぼ同様のもので、返済がなされて極度額に余裕ができたときには、何度でも繰り返して利用できるというものです。
最後に、融資審査についてですが、一般的に銀行よりも専門事業会社のほうが緩めとなります。