アメリカの不動産事情③(シリコンバレー)
シリコンバレーのサラトガ、サンノゼの少し郊外にある住宅です。
このエリアは約300坪が最低敷地面積になっています。
アメリカの住宅で特徴的なのは、「教育の良いところは不動産価格が落ちにくい」という特徴があります。
アメリカで不動産を買うときには「学区の良いところ」を狙うというのが一つのポイントになり、中には築50年でもリモデルをして2億1千万円で売っている物件もあります。
シリコンバレーというのは特定のエリアのことを言うのですが、大体の相場は約1億5千万から2億円くらいとなっています。
リモデルすると2億円を超え、日本の感覚から言うと「かなり高い」ので、自己資金でも最低4,000万~5,000万円は持っていないとローンも組むことができません。
また、シリコンバレーの企業に勤めている人は、株を多く所有している人が多いので、1億や2億の物件を買うのが普通なのだそうです。
シリコンバレーの相場はLAの約2倍、築30年弱木造のどこから見ても普通のアパートが9,000万円という価格で、日本ではありえない価格です。
中古のマーケットが確立しているのと、学区が良い、という条件が合わさってこの価格なのだそうです。
新築に関しては、許可が下りない、許可が出てもそのほかのいろいろな許可が出るまでかなりの時間がかかる、税金がかかる、ので新築を扱う業者がほとんどいないので、中古の物件の値段が日本では考えられないような金額になるのです。