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平成25年度税制改正大綱で相続税の改正が発表されました。

これにより、平成27年1月1日から、基礎控除額が引き下げられ相続税の税率も変わり、最高税率は55%に引き上げられます。

これはどのような事を意味するのでしょうか？

誰もが避けて通れない相続。
これまでは相続でもめるのも相続税の心配をするのも、「富裕層」だけの問題だと思いませんでしたか？しかし、この改正により「普通の一般家庭」にもその影響が及ぼそうとしているんです。

ある調査によると、平成27年1月1日以降「東京都内では2人に1人が相続税申告対象者になる見込み」とのこと。

具体的な改正点は以下のとおり。

①基礎控除の引き下げ

現　 行：5000万円＋1000万円×法定相続人の数

改正後：3000万円＋　600万円×法定相続人の数

②税率構造の見直し

現　行：税率10～50％の範囲で6段階

改正後：税率10～55％の範囲で8段階

(例）相続財産1億円を2人で相続した場合　

　◎法定相続分に応ずる取得金額　　

　基礎控除は7000万円→4200万円に減少

　　　（1億円－7000万円）×1/2＝1500万円

　　　（1億円－4200万円）×1/2＝2900万円　（1400万円の差額）

　◎法定相続人別の相続税額

　　　1500万円×15%－50万円＝175万円

　　　2900万円×15%－50万円＝385万円　（210万円の差額）

また負の資産も相続の対象になります。
現在ローン等があれば契約内容など確認しておきたいものですね。

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