中古物件のススメ②
中古住宅はリフォームをして住むことが多いですね。
既にリフォーム済物件を購入するのか、物件の購入後に自分の好みに合わせてリフォームをするのかによってローンが変わります。
リフォーム済の中古物件を購入する場合は、物件価格にリフォーム費も含まれているので、新築と同じ通常の住宅ローンを組むことができます。購入後、想定外の工事が追加で入ることがないよう、購入する際は入念なチェックが必要です。
■購入後に自分でリフォームをする3つの手段
【リフォームの所得税減税制度】
① 住宅ローン(物件購入分)+リフォーム費用は自己資金。
リフォームにあまりお金がかからず、自己資金で支払える人に向いており、「リフォーム減税」が使えます。
リフォーム減税とは、リフォーム市場の拡大を図ることを目的に、住宅リフォームに対して現金払いでも所得税の控除がおこなわれているもの。対象になるのは「耐震」「省エネ」「バリアフリー」の改修工事だ。その最大控除額は、耐震、省エネ改修工事費各25万円、バリアフリー改修工事20万円、すべて併用で70万円等。
② 住宅ローン(物件購入費)+リフォームローン(リフォーム費) 2口。
この場合、一般的に銀行のリフォームローンの融資額は500万円程度、返済期間は住宅ローンよりも短くなり、金利は高くなる。こちらも「リフォームローン減税」があります。
③ パッケージ型ローン(物件購入費とリフォーム費のセット)。
2012年に登場した「フラット35リフォームパック」なら、通常の住宅ローンと同様にローンを組むことができます。手続きが1回で済み、返済期間も最長35年で組めるのが特徴です。