身近なお金の知識「デリバディブ」①
「デリバティブ」という言葉はご存じでしょうか?
現代の新しい金融取引として確立し、そして日々進化している「デリバティブ」。ちょっと難しく思われる方も多いと思いますが、広く一般にも知られるようになりました。「先物取引」や「オプション取引」は「デリバディブ」の一種になります。
この現在のデリバティブの1つである先物取引の原型ともいえる取引が18世紀、米商人たちの間で、米の売買価格を収穫前にあらかじめ決める取引(「帳合(ちょうあい)米取引」)が行われていたそうですよ。
今日では個人の資産運用ニーズに応えるべく、様々な形態でデリバティブを組み入れた、預金や債券などの個人向け金融商品がたくさん開発されています。
その株式、債券、預貯金・ローン、外国為替などの金融商品のリスクを低下させたり、リスクを覚悟して高い収益性を追及する手法として考案されたのがデリバティブなのです。
また、デリバティブそのものを個人でも取引することができるようになってきており、今やデリバティブの知識は私たち個人にも重要なものとなってきています。