不動産投資に関する3つの利点と3つの欠点
不動産投資には、いくつかの利点がありますが、その反面、欠点もいくつかあります。
まず、不動産投資の3つの利点を説明します。
- 1つ目は、安定的な収入源になること、です。 株式、投資信託、外国債券、FXなどの金融商品(投資商品)と比べると、不動産投資は安定的な収入源になり易い、と言えます。 その理由は、収入源となる家賃などは、他の投資商品と異なり、ほとんど変動しないからです。
- 2つ目は、物価の変動に強いこと、です。 例えば、20万円の物品が、物価の上昇により24万円になるとします。 しかし、同じ時期に20万円を預金していた場合、その金利のトータル額は、4万円分には程遠いでしょう。 すなわち、物価上昇により、預けていた現金の実質的価値は低下してしまうのです。 しかし、マンション等の不動産の場合、物価上昇にほぼ連動して価値が上昇することが多いので、物価上昇時でも損をし難いのです。
- 3つ目は、税金(所得税や住民税)の節税が図れること、です。 不動産投資により得られた家賃収入から必要経費(ローンの金利、建物の減価償却費、不動産に関わる税金(固定資産税や都市計画税)、等)を差し引いた結果、もし赤字になったなら、その赤字部分を所得(給与所得など)から差し引いて申告することで、税金(所得税や住民税)を節税できるのです。
では次に、不動産投資の3つの欠点を説明します。
- 1つ目は、金額が大きいので、すぐには売れないこと、です。 株式などの金融商品と比べると、不動産投資をするには多額の資金が必要です。 従って、売りたい場合、すぐには買い手が現れない、と言うリスクがあるのです。
- 2つ目は、入居率が低下する場合があること、です。 例えば、不動産(マンションなど)の管理状態が悪いような場合には、入居率が低下してしまうので、期待通りの収入が得られなくなる可能性があります。
- 3つ目は、不動産の経年劣化に伴う価格下落、です。 多くの場合、建物の老朽化等に伴って、投資した不動産物件の価格は下落してゆくので、この点を知っておく必要があります。