アジアの不動産事情
マレーシアのジョホールバル、フィリピンのセブ島など、日本に住んでいてもアジアの地名を見かけることが多くなりました。
これは海外不動産の投資で、アジアがとても注目されていることが理由のひとつです。
国別の今後の見通しランキングでは今年の1位はなんと「東京」、2位の「上海」や5位の「シドニー」、9位の「大阪」などを見る限りでは、この先期待の持てる投資先は新興国だけではないということです。
一方で去年のランキングでランクアップしたインドネシアの「ジャカルタ」や、今年のランキングで躍進したフィリピンの「マニラ」など、新興国の不動産市場も注目を集めていて、海外の不動産投資は大きな転換期を迎えたとも言えます。
「海外の不動産投資」と言っても住宅かオフィスか、商業施設か、投資する対象により利益が大きく変わってくることにも注意する必要があります。
たとえば上海は、中国に進出するための「入口」になる都市で、不動産に投資をする時には、他の地域よりもまずは一番安心できる上海の不動産に投資をします。
また、海外に進出しようとする企業は、大抵上海に拠点を開きます。
上海はこういう点から、需要と供給がとてもよく合った都市と言えます。
注目される部分とされない部分の差がとても顕著に表れていて、ホテルやマンションなどといった投資については、積極的に見ている人は少ないです。
産業や物流施設への投資については、上海だけでなく中国全土に注目されていて、これはネット販売が急激に伸びていることと、製造業の拠点が沿岸部から内陸部へと移り、そのハブとなる施設が必要となっているためです。